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僕はこんなことを考えている はてな出張版

運営しているエッセイサイトのはてな出張版です。軽い読み物なのでお茶請け程度にいかがでしょうか?

映画評:ズートピア

映画評 ほんわか💛ファミリー向け映画

movie.walkerplus.com

副題:「人のために働く」「社会のために働く」

ちょっと前に国防女子という写真集は発売されてその際に知ったのだが、最近は自衛官になる女性が増えているそうだ。
単純に国防による意識が男性並みに強くなったのもあるのだろうが、防衛大学校の門戸が広がったことも要因の一つと言えよう。
調べてみると防衛大学校に女性が入校したのは1992年だそうで、そこから徐々に増え今は1割くらいの枠があるそうだ。

一瞬男女平等の良い社会になったなあと思いたいところなのだが、気になるのはこの枠で、大学への入学に対し、女性枠が設けられているのは古今東西でも防衛大学校くらいだと思う。(調べてないけど)
とは言え志願者はまだまだ男性が圧倒的に多いので、さして困った部分もないのかもしれないのだが、しかし、女性の志望枠が狭められているのは確かかもしれない。

昨今は女性進出も増えてきている。
特に管理職などでは、政府が企業の管理職の割合を30パーセントに上げようという大きなお世話な目標を掲げているが(今は平成28年11月)、そうでもしないと会社は女性を登用しないということなのかもしれない。
しかし、実際に働いていると、優秀な人は女性のほうが多い気がするのは僕だけだろうか。
女性が男性に劣る点といえば、体力と子供を産む時に休まなければいけないというハンディキャップくらいで、仕事に必要な意識の高さや、働くことの原点である「人のために働く」ということをよく理解しているので、僕が人の管理をしていた時なんかは、「ああ女性のほうが優秀だなあ」と思ったものである。

一方で、女性にも優図の聞かない部分はある。
個人的で少し偏った意見を書くのだが、女性は自分の考えに一辺倒になったり、男性のように清濁併せ持つということができない人が多い気がする。
上司になるとこの感覚はとても大切で、嫌いな人との調整事が、生理的な部分で受け付けないといった人が多いように思うのである。
しかし、この感覚も男性社会の中での考え方であり、元来女子というものはコミュニケーション能力が男性よりも高いと言われている。
女性だけの社会が実現すれば、調整ごとや生理的な部分も、あまり関係が無いのかもしれないので、そう考えると実は男性が社会にとって不必要なのではないかとさえ思えてくるわけである。

例えば虫や動物の世界なんかは、オスは生殖をおこなうとそのまま死んだりメスに食べられたりするのだが、メスは子孫を残した後も生きている場合が多い。
男性の役割というものも子どもを授けた瞬間から不必要なもので、人間には社会というものがあるからたまたま長生きなのであって、生物の世界からすると男性は不要なのかもしれない。
その社会も力が作ってきた時代だから男性上位の社会で男が必要だったのだろうが、
これからの時代には必ずしも男性が必要というわけではない。
男性ももう少し切磋琢磨して、慣れ合いや威張るような態度を改めていかなくてはいけないのではないかと思うわけである。

そんなことを考えている時に、会社でこういうことがあった。
僕がパソコンのシステム動作に必要なドライバの設定を、女性だらけのオペレーション担当の部屋で行っていると、そこで夕礼が始まる。
ある女性管理者が残業務の確認を行っていると、何かの事情で社員が泣いてしまう。
ここまではよくあることなのだが、いまいち何故泣いているのかが分からない。
何故わからないのかというと、怒られて泣いているのか、何かができなくて悔しくて泣いているのかがわかならない。
これも長いリーマン生活をしているとわかるのだが、オペレーションのような客と接しない内にこもった部署で、夕礼や朝礼が増える場合、そのほとんどが詰め会といわれるチェックに終始してしまい、社員の自由度を奪い疲弊だけさせるケースが多い。
本当は社員自身にいろんなものを見せて、教えて、ほめてやることが大切なのだが、経験のない人たちはそれが分からないし、
同時に会社という組織は意外と自我が強い人が重宝される傾向があるので、社員を叱責し、自分の考えを押し通す人物が、管理監督する立場に就く傾向がある。
うがってみると、組織が詰め会になってしまい、多分彼女は何かに負けて泣いたのではなく、単純に恐怖で泣いているのではないかと思うのである。
こうなると成長もへったくれもなく、ただのブラック企業の一歩前の状態である。
女性だけの社会が必ずしも均衡が取れて素晴らしいわけではないと言うことかもしれない。

さて、いつもの通り前置きと映画がどう関係するのかわからない今回の映画紹介は、久しぶりのアニメ「ズートピア」である。
興行的にも成功した本作は、か弱い動物(メス)が人間の社会のように、体力のいる警察官という仕事に憧れ、町で警察官になるという内容で、ジャンダーフリーの思想が満載の映画である。
主人公であるウサギのジュディは、学校も優秀な成績で卒業し、体力も負けん気も人一倍強い優秀な女性(メス)である。
しかし、男性社会の軋轢の中で、なかなか思うような自分を出すことができない。
そんな生活に負けそうになるが彼女はくじけない。
なんだか青春映画のワンシーンを見ているようで、本当に人が演じたら青臭い話なのだと思うが、アニメという表現法と、キャラクターの愛らしさで、なかなか良い仕上がりになって、鑑賞後はさわやかな気持ちになった。

結局、皆が平等に自分らしく働ける環境が、会社も自分も皆も成長していけるはずである。
確かに世の中は厳しいのだが、「人のために働く」「社会のために働く」ことが分かっていれば、負けずに頑張れるのかもしれない。
そしてそれは「自分も含む個人のために働く」のではないということを理解していれば、たぶん正しく働くことができるのだと思う。

 

楽しい映画は心を豊かにしますね。良いエッセイも。こんなんいかが?

zatta.sub.jp