僕はこんなことを考えている はてな出張版

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映画評

映画評:ヘイトフル・エイト

movie.walkerplus.com 通常であれば違和感のある配役だが、この辺もタランティーノらしい 推理小説で、何らかの事情で寸断された状態になった洋館などで、殺人事件が起きてしまい、そこに居合わせた探偵が事件を解決する、みたいなものをよく見かける。こう…

映画評:ビューティフル・マインド

movie.walkerplus.com 戦争により犠牲になった頭脳という意味では、大変に感慨あふれる映画 近代の戦いは情報戦であるとよく言われる。戦争では各国のスパイが暗躍し、敵の動きや戦力把握は勿論、情報操作や、民衆の扇動なども行い、戦争に勝つことを目的と…

映画評:ドアーズ

movie.walkerplus.com ロックな人代表の自伝的映画 唐突で申し訳ないが、僕はロックが好きだ。特に60年代のロックの持つ荒削りさや、未完成さに強く惹かれる。しかし、最近ではロックという言葉もほぼ死後っぽく、今はテクノポップがソウル系ミュージック…

映画評:ナイトメアビフォアクリスマス

movie.walkerplus.com 副題:その撮影方法が物語の世界観とマッチして、大変楽しい映画に仕上がっている こどもの頃によくテレビで人形劇をやっていた。特によく覚えているのは、プリンプリン物語という、調べてみると79年から82年まで国営放送でやって…

映画評:スポットライト 世紀のスクープ

movie.walkerplus.com 副題:カトリック信者12億人に向けた衝撃 昨今どういうわけか聖職者に対するバッシングとも受け取られるような内容の映画や記事を見かけることがある。その大きな要因となっているのが2013年にローマ教皇の地位を生前退位したベネディ…

映画評:マルホランドドライブ

movie.walkerplus.com 副題:肩の力を抜いて「まあいいか」と口に出してみれば、少しは楽になるんじゃないかなあ 日本人の誰もが知っている夏目漱石は、妄想癖のあった人のようである。漱石についての説明は不要と思われるので、ここでは割愛するが、彼の小…

映画評:マネー・ショート 華麗なる大逆転

movie.walkerplus.com 副題:サブプライムローン 2008年9月にアメリカでリーマンショックが起こった。このニュースが報じられた時、バブル景気を思い浮かべた人も多いだろう。確かに好景気に沸いたアメリカが、泡が吹き飛ぶがごとく没落していく姿は、バブル…

映画評:レスラー

movie.walkerplus.com 副題:普段は格好が悪いパパだけど、仕事中のパパは格好いいんだよ 忌野清志郎さんの歌に「パパの歌」というものがある。普段は格好が悪いパパだけど、仕事中のパパは格好いいんだよ、という年頃の子供を持つ親には大変ありがたい歌な…

映画評:ズートピア

movie.walkerplus.com 副題:「人のために働く」「社会のために働く」 ちょっと前に国防女子という写真集は発売されてその際に知ったのだが、最近は自衛官になる女性が増えているそうだ。単純に国防による意識が男性並みに強くなったのもあるのだろうが、防…

映画評:レヴェナント:蘇えりし者

movie.walkerplus.com 副題:この世は善と悪の単純な二元論ではない 子どもの頃に「トムソーヤーの冒険」というアニメをやっていた。言わずと知れたマーク・トウェインの小説がベースなのだが、知らない人のために書くと、ミシシッピ川のほとりにあるセント…

映画評:告白

movie.walkerplus.com 副題:現代は、人の倫理に頼れる時代ではないかもしれない 現代の社会は他人に対して興味がない、冷めた世の中であるとよく言われる。最近観たテレビで、人通りの多い観光地で、路上に人が倒れていた時に誰か声をかけるか?というよう…

映画評:なくもんか

movie.walkerplus.com 副題:不幸の中で、どこに光を見つけるかは、その人の選ぶ道次第である 家が貧しく、勉強もスポーツも何をやってもうまくいかない。生んだ親を数千と恨み、学校の先生には名指しで馬鹿にされ、友達も自分の存在なんか気にもしない。ふ…

映画評:未来を写した子どもたち(再掲載)

movie.walkerplus.com 副題:この世界は今あなたが見ている世界だけではないのですよ 琵琶湖から緩やかに南流し、瀬田川、宇治川、淀川と名前を変え大阪湾に流れ込む。大阪平野を縦横に流れる淀川水系は、大阪の人にとってはなくてはならない川である。その…

映画評:完全なるチェックメイト

movie.walkerplus.com 副題:個性や才能を重視することは、同時に孤立や失われるものを知っておく必要がある 勝負師という人がいる世界がある。一般的には将棋指しやばくちを好む人のことを言うが、その破天荒さから古今を問わずエピソードが多数ある。有名…

映画評:ルーム

movie.walkerplus.com 副題:世界はワンルームの中にしかなく、自然は天窓から差す日差しだけ 適応という言葉がある。生物種がある環境のものとで生活するために、その環境に有利な形状・形質を持ち、且つ生存や繁殖を行うための変化をすることで、生存欲求…

映画評:リップヴァンウィンクルの花嫁

movie.walkerplus.com 副題:世界に愛は期待できないが、愛を与えることはできるのである こんなエッセイを書いているからわかると思うが、僕は映画を観るのが好きである。 好きだというからには、映画はもれなく観ようと思っているので、新旧ジャンル問わず…

映画評:オデッセイ

movie.walkerplus.com 副題:未知の世界で生き抜くということは、時に大きな犠牲や苦しみを生む 若い人は知らないと思うが、僕らくらいの世代(40代)の人に宇宙人を書いてもらうと、 真っ青なプーチンみたいなイスカンダル出身のおっさんを書くか、タコを書…

映画評:わたしを離さないで

movie.walkerplus.com 楽しかった連休明けに会社に行くと、ああやだなあ、誰か代わりに行ってくれないかなあ、とよく思う。子供か!と思うかもしれないが、思うのだからしょうがない。 上司に言ったら、「ずっと休みでもいいよ」と優しく言われそうなので、…

映画評:バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 

movie.walkerplus.com 映画評:大掛かりな自虐映画 こんな小話がある。「君は何かというと金のことを口にするが、世の中には金で買えないものがある。君を信じる純真な友は金では買えないだろう」 それに対し、男は答える。 「確かに金では買えないが売るの…

映画評:シンデレラ

movie.walkerplus.com 副題:[定番だからこそできる見せ方もあるものである] この前、何気ない会話をしていたら、子どもの頃にどんな夢を持っていたか聞かれ、やや閉口してしまった。何故閉口したかというと、子どもの頃に、明確な夢を持っていなかったから…

映画評:ビッグ・アイズ 多くの感動や、共感を得て、最後に継承者を生むために生まれてきているのかもしれない

ビッグ・アイズ 予告編 | Movie Walkermovie.walkerplus.com 最近印象的だったエピソードに、ある漫画化がデビューの際に、自分がお世話になった売れっ子の漫画家に意見を聞いた時に、「もう少し目を大きく書け」と言われてその通りにすると、人気が無かった…

映画評:美女と野獣 女性は皆恋をすれば美人になるのかもしれない

美女と野獣 予告編 | Movie Walkermovie.walkerplus.com よく街中アンケートとかで、「好きなタイプは?」と聞かれて「優しい人」とか「家庭的な人」とか言う人がいる。 まあ、確かに優しくて家庭的な人はタイプではあろう。しかし、それにも増して外見的な…

映画評:インターステラー 前へ進むためには何かを後へ置いていかなければならない

インターステラー 予告編 | Movie Walkermovie.walkerplus.com システム作りを生業としている人は、ほとんど身につけている能力として論理思考というものがある。論理思考とは要は物事を大枠だけで捉えず、常にブレークダウンして考えていく思考のことで、例…

映画評:「阪急電車 片道15分の奇跡」 駅の風景に混ざり込んだ、学生だった頃のどうでもよい色んな出来事を思い出す

阪急電車は大阪梅田と神戸・宝塚・京都河原町を結ぶ関西の大手私鉄沿線である。僕は大阪市と豊中市の境くらいに生まれたので、この阪急電車にはよくお世話になった。電車というものは不思議なもので、断片的に記憶する思い出の切れ端に、電車から見た風景や…

映画評:未来を写した子どもたち この世界は今あなたが見ている世界だけではないのですよ。 

琵琶湖から緩やかに南流し、瀬田川、宇治川、淀川と名前を変え大阪湾に流れ込む。大阪平野を縦横に流れる淀川水系は、大阪の人にとってはなくてはならない川である。その淀川の本流の、キタと呼ばれる梅田や曽根崎などの繁華街を川向こうの対岸に見る、十三…

映画評:愛を読む人 

愛を読むひと 予告編 | Movie Walkermovie.walkerplus.com 副題:守らなければならないものがあることが、人を強くするのかもしれない。 エレファントカシマシの歌、「ドビッシャー男」に「武士は食わねど高楊枝」と言う言葉が出てくる。これは、武士たる者…

映画評:ブラックスワン 滅びゆくものの美しさ

ブラック・スワン 予告編 | Movie Walkermovie.walkerplus.com 世の中には予期せぬことが起きるものである。昔友達の会社勤めの女の子から聞いた話なのだが、財布を落としてしまい、来た道を返したが見つからない。幸か不幸か、財布に免許証などは入っていな…

映画評:ランナウェイズ 

movie.walkerplus.com 副題:ただ何となく好きだった音楽 初めてギターを買ったときに教本として買った本の表紙に中山加奈子さんが載っていた。中山加奈子さんと言えば、80年後半から90年前半に絶大な人気を誇ったジャパニーズガールズバンドの走りであ…

映画評:「ソーシャル・ネットワーク」 プログラミングに長けた男が作り出す未来

ソーシャル・ネットワーク 予告編 | Movie Walkermovie.walkerplus.com ブレードランナーというSF映画がある。内容は、近未来に人間が宇宙開拓のための労働用に作り出した人造人間が、反旗を翻し、人間と見た目が変わらない彼らを処刑するために結成された専…

映画評:ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~

上方落語に菊江佛壇というものがある。 あらすじは大阪は船場(大阪の中心業務地区)の商家の若旦那が、お花という嫁をもらうのだが、この若旦那が外に菊江という芸者を囲い、なかなか家に寄り付かない。それを苦にしてか、お花は病に罹り、実家へ帰ってしまう…