僕はこんなことを考えている はてな出張版

運営しているエッセイサイトのはてな出張版です。軽い読み物なのでお茶請け程度にいかがでしょうか?

映画評

映画評:日本で一番悪い奴ら

稲葉事件 movie.walkerplus.com 学生時代カラオケ店のアルバイト先で売り上げを数えると金額が合わないというようなことがあった。そんな時は当然のことながらレジを打つ人間が怪しいとなるのだが、同僚を責めるわけにもいかず、結局そのまま店に報告するこ…

映画評:メランコリア

明日、世界が滅びるとしても 今日、あなたは リンゴの木を植える movie.walkerplus.com 地球滅亡が熱い。マヤ文明が2012年12月を境に、一つの区切りを迎えるそうで、終末論者はこれを地球滅亡の日と宣う。 そんなにも終わりたいものかねと思ってしまう…

映画評:サンキュー・スモーキング

正しいということだけでは、悪いものを排除できないことがある movie.walkerplus.com 最近の映画では、タバコを吸うシーンが減ってきているそうだ。理由はご存知、嫌煙ブームによるものである。 昨今の嫌煙の流れは、かつての魔女狩りさながら、悪者探しに窮…

映画評:トゥルー・ロマンス

ビートを刻む音楽のように小気味よい movie.walkerplus.com 世の中には名言、名台詞がある。映画や物語、またはその人を知らなくても、物語の中の台詞や、その人の残した言葉なんかは知っていたりすることがある。例えば本エッセイは映画のことが主題なので…

映画評:わたしを離さないで

観る側がどう受け取るかで、この映画を現実には起こりえない、ただの物語にしてくれる movie.walkerplus.com 楽しかった連休明けに会社に行くと、ああやだなあ、誰か代わりに行ってくれないかなあ、とよく思う。子供か!と思うかもしれないが、思うのだから…

映画評:ステップフォード・ワイフ

支配するということは、結局壊すことで、分かり合うということのほうがいくらか建設的である movie.walkerplus.com 休日になると比較的子どもが多い所によく出かける。そういう所は当然のことながら、子どもがはしゃいで相当にうるさい。 うるさいだけならい…

映画評:カンパニー・メン

社会に必要とされるとはどういうことなのか?と言うことを改めて思い直させる映画だった movie.walkerplus.com 不景気である。周りを見ても、生活をしていても不景気だなあと思う事象はごろごろしている。外を歩いていても、お金でも落ちてないかしらんと、…

映画評:マイレフトフット

どんな生きる道にもおかしさや、悲しさや、苦しみや、幸せはある movie.walkerplus.com 僕は生まれてから22才まで大阪にいたせいか、他の都道府県の方よりは、変な人に慣れている。例えば街を歩いていて突然奇声を上げる人や、昼間から酒を飲んで与太りな…

映画評:神様メール

きっかっけがあれば自らを変えたいと思っているという事なのかも知れない movie.walkerplus.com 探していたものがなくなったときに「ないないの神様」にお願いすると探し物を見つけてくれるという話を聞いたことがある。随分小さな願いにいちいち対応してく…

映画評:預言者

成長とは、いかに捨てるか、ということを考えることかもしれない movie.walkerplus.com 大学に行くかこのまま何者かになろうかと考えて、とりあえず居酒屋で働くかと、何もないヴェイカントな生活を送っていた頃、中学校の時にやっていた部活の先輩に会って…

映画評:エクス・マキナ

この映画のようなグロテスクなものではなく、猫型ロボットくらいでお願いしたいものである movie.walkerplus.com 僕はこう見えて(どう見えて?)プログラマの端くれである。どれくらい端くれかというと、ジャイアンがリサイタルを開くことで自分は歌手であ…

映画評:ドラゴン・タトゥーの女

優秀な人が優秀なる力を発揮できる世であって欲しいと、心から願うばかりである movie.walkerplus.com 櫻井よしこさんをテレビでお見かけするといつも優秀な方だなあと思う。多くの男性論客を前に、女性らしい受け流しと、的確な指摘をされ、またその言葉の…

映画評:海賊と呼ばれた男

熱のあるリーダーというものに憧れを抱く movie.walkerplus.com 宮崎駿の終作「風立ちぬ」で、ゼロ戦を作った堀越二郎について描かれていたことで、近代の技術者の偉大さについて脚光を浴び始めている。鎌倉時代のよくわからない偉人について学ぶくらいなら…

映画評:サイダーハウス・ルール

愛というものの危うさを突きつける movie.walkerplus.com 出来ちゃった結婚という言葉が昔から嫌いである。何か子どもが出来たから仕方なく結婚するようで、じゃあ子供ができなかったらどうなんだ、とツッコミを入れたくなる。何よりも増して、芸能人カップ…

映画評:バック・トゥ・ザ・フューチャー

熱を失わない事が、多分これからの未来を良くするのではないだろうか movie.walkerplus.com 2011年9月に、名古屋大学などの国際研究チーム「OPERA」が、ニュートリノが光より速く飛ぶとの実験結果を発表し話題になった。 なぜ話題になるのかというと、…

映画評:ステキな金縛り

裁判という舞台が持つ特有の苦味がなくなり、コミカルな人間模様の場にすり替わっていく面白さがあった movie.walkerplus.com 裁判の一般傍聴が一時期流行っていたようで、そういう文庫本がよく出ていた。インターネットでも裁判の傍聴記録を刻々とやってお…

映画評:オーケストラ!

政治の圧力の前に音楽を奪われ 音楽と共に死んでいく movie.walkerplus.com 高校生の時に友達に勧められてエレキギターを購入した。2万円くらいのストラトで、ディープパープルのギタリスト、リッチー・ブラックモアと同じ色のギターだった。友達はバンドを…

映画評:ミスティックボール

理解とは、多くの知識と、謙虚さと、尊敬から生まれるものでなくてはならない filmarks.com 世の中には沢山の人間がいて、いろんなところに人がいるものだと感心したことがある。アマゾンでこれまで未確認だった民族が最近見つかったらしく、航空技術の発展…

映画評:フード・インク

人々の欲求を満たすため、悪いと分かって止めることができない movie.walkerplus.com 僕はホラー映画が嫌いである。 理由は単純で怖いからである。 ホラー映画の大半は、暗がりで人を驚かせるような、陰険なところを感じるし、そもそも人が死ぬ映画をなんで…

映画評:スラムドッグ$ミリオネア

この映画はきっとヒーロー映画なのかもしれない movie.walkerplus.com 一攫千金。世の中のほとんどの人が、この言葉に憧れを抱き、夢見ているのではないだろうか? 宝くじの高額当選を3回した男性の話や、芸能人の競馬での大勝ちの話などは、良く耳にするし…

映画評:FLOWERS フラワーズ

movie.walkerplus.com 自分が生まれたこの世界を子にも見てもらいたい 最近では見合い結婚という風習は、完全に廃れてしまったかのように見える。理由は家長制度の崩壊と、男性と女性との格差がなくなり、男女差がなくなったことにある。昔は家柄や身分、職…

映画評:追憶の森

生きることでやれることが沢山あることを忘れずに、これからも進んでいかねばならない movie.walkerplus.com よくある質問で「海と山どっちが好きですか?」というものがある。こんなことを聞いてどうするんだろうとは思うのだが、海は開放感があり山には静…

映画評:ビッグ・リボウスキ

こだわりはその人の精神上の交通整備なのかもしれない movie.walkerplus.com 昔の新聞の投書で、何にでも名前を描くお父さんの話があった。例えばストーブの裏とかに「〇月〇日 父35歳 母32歳 値段1万円 気温6度」みたいなことをびっしりと書くらしく…

映画評:ダウンタウンヒーローズ

movie.walkerplus.com どの時代に生きていても、結局は人の本質は変わらない 奈良の若草山とか、京都の金閣寺などメジャーな観光地を訪れると、良い確率で中学生の修学旅行生と遭遇する。その都度中学生ってこんなに小さかったっけ、と思ったりするのだが、…

映画評:ちはやふる 上の句/下の句

movie.walkerplus.com 小倉百人一首 僕が小学生の頃、つまり今から四半世紀前の話になるのだが、クラスにずいぶんと頭の良い女の子がいた。算数が得意で、テストの点はいつも満点で、家も噂ではそこそこの上流階級。僕が生まれた新大阪駅周辺に、当時そんな…

映画評:紅夢

movie.walkerplus.com 技術が進歩することで、逆に何かを無くしていくのかもしれない 仕事でデザインをやることがあるので知ったのだが、色彩学というものがあるそうだ。例えば何かのロゴを作るときなど、一つの色を際立たせるためにその逆の色(補色)と組み…

映画評:ベロニカは死ぬことにした

movie.walkerplus.com 閉塞感のある社会に住む全ての人々のための物語ではないか 日本が自殺大国と言われるようになって久しい。2011年の自殺率の国際比較のデータでは、人口10万人あたりの自殺者数が24人程度もいるそうで、年間では3万人を越えて…

映画評:心が叫びたがっているんだ

movie.walkerplus.com 世間に広く受け入れるためにはどういうものが必要なのか 今は2016年の11月なのだが、映画「君の名は」が大ヒット中である。伝え聞くところによると、監督自身が認めるほどに過去の映画の名シーンがふんだんに盛り込まれているそうで、…

映画評:モールス

異形の者、生きる世界の違う子を愛する愛の物語 movie.walkerplus.com 西洋の怪物と言えば、フランケンシュタイン・狼男・ドラキュラが思い浮かぶ。藤子不二雄の漫画「怪物くん」の影響で、この3大怪物が怪物ランドのプリンス、怪物くんの従者として出てく…

映画評:フォレスト・ガンプ 一期一会

movie.walkerplus.com 才能とはそういった意味で、努力とひたむきさの上に成り立ち、それを成し得ることが出来る人に授かる、神様からのギフトなのかもしれない 映画「レインマン」のモデルと言われるキム・ピーク氏は、映画の通りに本で見たものを、ページ…

映画評:ヘイトフル・エイト

movie.walkerplus.com 通常であれば違和感のある配役だが、この辺もタランティーノらしい 推理小説で、何らかの事情で寸断された状態になった洋館などで、殺人事件が起きてしまい、そこに居合わせた探偵が事件を解決する、みたいなものをよく見かける。こう…

映画評:ビューティフル・マインド

movie.walkerplus.com 戦争により犠牲になった頭脳という意味では、大変に感慨あふれる映画 近代の戦いは情報戦であるとよく言われる。戦争では各国のスパイが暗躍し、敵の動きや戦力把握は勿論、情報操作や、民衆の扇動なども行い、戦争に勝つことを目的と…

映画評:ドアーズ

movie.walkerplus.com ロックな人代表の自伝的映画 唐突で申し訳ないが、僕はロックが好きだ。特に60年代のロックの持つ荒削りさや、未完成さに強く惹かれる。しかし、最近ではロックという言葉もほぼ死後っぽく、今はテクノポップがソウル系ミュージック…

映画評:ナイトメアビフォアクリスマス

movie.walkerplus.com 副題:その撮影方法が物語の世界観とマッチして、大変楽しい映画に仕上がっている こどもの頃によくテレビで人形劇をやっていた。特によく覚えているのは、プリンプリン物語という、調べてみると79年から82年まで国営放送でやって…

映画評:スポットライト 世紀のスクープ

movie.walkerplus.com 副題:カトリック信者12億人に向けた衝撃 昨今どういうわけか聖職者に対するバッシングとも受け取られるような内容の映画や記事を見かけることがある。その大きな要因となっているのが2013年にローマ教皇の地位を生前退位したベネディ…

映画評:マルホランドドライブ

movie.walkerplus.com 副題:肩の力を抜いて「まあいいか」と口に出してみれば、少しは楽になるんじゃないかなあ 日本人の誰もが知っている夏目漱石は、妄想癖のあった人のようである。漱石についての説明は不要と思われるので、ここでは割愛するが、彼の小…

映画評:マネー・ショート 華麗なる大逆転

movie.walkerplus.com 副題:サブプライムローン 2008年9月にアメリカでリーマンショックが起こった。このニュースが報じられた時、バブル景気を思い浮かべた人も多いだろう。確かに好景気に沸いたアメリカが、泡が吹き飛ぶがごとく没落していく姿は、バブル…

映画評:レスラー

movie.walkerplus.com 副題:普段は格好が悪いパパだけど、仕事中のパパは格好いいんだよ 忌野清志郎さんの歌に「パパの歌」というものがある。普段は格好が悪いパパだけど、仕事中のパパは格好いいんだよ、という年頃の子供を持つ親には大変ありがたい歌な…

映画評:ズートピア

movie.walkerplus.com 副題:「人のために働く」「社会のために働く」 ちょっと前に国防女子という写真集は発売されてその際に知ったのだが、最近は自衛官になる女性が増えているそうだ。単純に国防による意識が男性並みに強くなったのもあるのだろうが、防…

映画評:レヴェナント:蘇えりし者

movie.walkerplus.com 副題:この世は善と悪の単純な二元論ではない 子どもの頃に「トムソーヤーの冒険」というアニメをやっていた。言わずと知れたマーク・トウェインの小説がベースなのだが、知らない人のために書くと、ミシシッピ川のほとりにあるセント…

映画評:告白

movie.walkerplus.com 副題:現代は、人の倫理に頼れる時代ではないかもしれない 現代の社会は他人に対して興味がない、冷めた世の中であるとよく言われる。最近観たテレビで、人通りの多い観光地で、路上に人が倒れていた時に誰か声をかけるか?というよう…

映画評:なくもんか

movie.walkerplus.com 副題:不幸の中で、どこに光を見つけるかは、その人の選ぶ道次第である 家が貧しく、勉強もスポーツも何をやってもうまくいかない。生んだ親を数千と恨み、学校の先生には名指しで馬鹿にされ、友達も自分の存在なんか気にもしない。ふ…

映画評:未来を写した子どもたち(再掲載)

movie.walkerplus.com 副題:この世界は今あなたが見ている世界だけではないのですよ 琵琶湖から緩やかに南流し、瀬田川、宇治川、淀川と名前を変え大阪湾に流れ込む。大阪平野を縦横に流れる淀川水系は、大阪の人にとってはなくてはならない川である。その…

映画評:完全なるチェックメイト

movie.walkerplus.com 副題:個性や才能を重視することは、同時に孤立や失われるものを知っておく必要がある 勝負師という人がいる世界がある。一般的には将棋指しやばくちを好む人のことを言うが、その破天荒さから古今を問わずエピソードが多数ある。有名…

映画評:ルーム

movie.walkerplus.com 副題:世界はワンルームの中にしかなく、自然は天窓から差す日差しだけ 適応という言葉がある。生物種がある環境のものとで生活するために、その環境に有利な形状・形質を持ち、且つ生存や繁殖を行うための変化をすることで、生存欲求…

映画評:リップヴァンウィンクルの花嫁

movie.walkerplus.com 副題:世界に愛は期待できないが、愛を与えることはできるのである こんなエッセイを書いているからわかると思うが、僕は映画を観るのが好きである。 好きだというからには、映画はもれなく観ようと思っているので、新旧ジャンル問わず…

映画評:オデッセイ

movie.walkerplus.com 副題:未知の世界で生き抜くということは、時に大きな犠牲や苦しみを生む 若い人は知らないと思うが、僕らくらいの世代(40代)の人に宇宙人を書いてもらうと、 真っ青なプーチンみたいなイスカンダル出身のおっさんを書くか、タコを書…

映画評:わたしを離さないで

movie.walkerplus.com 楽しかった連休明けに会社に行くと、ああやだなあ、誰か代わりに行ってくれないかなあ、とよく思う。子供か!と思うかもしれないが、思うのだからしょうがない。 上司に言ったら、「ずっと休みでもいいよ」と優しく言われそうなので、…

映画評:バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 

movie.walkerplus.com 映画評:大掛かりな自虐映画 こんな小話がある。「君は何かというと金のことを口にするが、世の中には金で買えないものがある。君を信じる純真な友は金では買えないだろう」 それに対し、男は答える。 「確かに金では買えないが売るの…

映画評:シンデレラ

movie.walkerplus.com 副題:[定番だからこそできる見せ方もあるものである] この前、何気ない会話をしていたら、子どもの頃にどんな夢を持っていたか聞かれ、やや閉口してしまった。何故閉口したかというと、子どもの頃に、明確な夢を持っていなかったから…